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「控除」の意味、どういう事?

 

控除

 

よく耳にしますが

私はこの控除って言葉があんまり好きではありません。

 

なぜか。

 

ややこしいんですよ。

ていうか、ネットの解説HPなんか読んでると

「控除」の説明をしてるのに「〇〇から控除して」

とか出てきます。

 

・・・。

 

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 だからその控除ってなんなのか知りたいんだっ!!

 

私と同じ思いをしている人の為に

 

 

わかりやすく言います。

 

いろんな控除がありますが

ここでは「控除って何なのか」

をやります。

 

様々な控除は後日別にやりますし

他のサイトを見てもらえば詳しく解説されています。

 

行きます。

 

控除っていうのは

給料に税金かかりますよね?

でも、給料全額に課税されるわけではありません。

一定の金額を課税対象から差し引いて

残った金額に課税します。

その分税金が安くなります。

 

この「一定の金額を課税対象から差し引いて」

これ、これが控除です。

 

だから、「控除して」

と書いてあったら

「一定の金額を課税対象からから差し引いて」

税金が安くなる

と訳して読み下せば

控除の説明に控除という言葉で説明してくる解説も

理解できます。

 

でも、「税金の控除」以外のところでは

ただ「差し引く」って意味でも使っているので

そこらへんは何を題材に書いてある文章で

推し量ってください。

 

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では控除の説明続きます。

 

控除が一体何なのかと言うと

稼いだお給料に税金がかかってきます。

その給料なかの税金がかかる対象金額を少し減らして、

払う税金を減らしてあげるという制度です。

 

サラリーマンの場合税金は給与から天引きされています。

それもまず各月でざっくりと計算した金額を引いていますので

年末に正確な計算をしてお金を返却したりします。

これが毎年11月にある年末調整です。

 

自営業者などの人は年末調整がありませんので

収入と経費などを税務署に報告して税金を納めます。

これが2月~3月ころの確定申告になります。

 

この時に控除(一定の金額を課税対象から差し引き)された分のお金が

戻ってきたりします。

 

控除もいろいろあるのですが

ここでは主要な控除を説明します。

 

基礎控除

 

お金を稼いだ人すべてに適用されます。

 

一律38万円となっています。

ですので収入が38万円以下の場合、

この基礎ぶんの控除(一定の金額を課税対象から差し引く)

あるため所得税が発生しません。

 

どんな人も働いて稼いでも

38万円までは税金かかりませんよ

って事です。

 

良く聞く、扶養の壁103万の一部です。

 

 

 

給与所得控除

 

給与所得者の場合の仕事のための経費や、

交通費を負担したり、こうした事情に配慮する為の控除です。

以下の比率で控除されます。

 

給与年収

給与所得の控除額

源泉徴収票金額)

 

180万円以下

給与年収×40%

収入が65万未満なら65万

180万~360万以下

給与年収×30%+18万円

360万~660万以下

給与年収×20%+54万円

660万~1000万以下

給与年収×10%+120万円

1000万~

給与年収×5%+170万円

 

自営業者の方なんかは

確定申告で自分の仕事の経費を申告して

かかる税金を減らせますが

サラリーマンはそうはいきません。

 

なのでサラリーマンも

上の基準で税金をかける部分から

経費にあたる部分位

控除して(一定の金額を課税対象から差し引いて)あげますよ

って事です。

 

この最低額が65万となり、

だいたい話題に上がる控除の金額の一部

給与所得控除の金額になります。

これも扶養の壁103万の一部です。

 

 

それで

基礎控除   38万円

給与所得控除 65万円

 

あわせて103万

扶養の壁103万円のできあがりです。

 

なんで扶養が出てくるんだって方のために。

扶養と言う

社会保険(健康保険とか会社で加入する保険)には

社会保険に会社で加入する人の保険の傘下にいれて

家族の税金・保険料をかからないようにできる制度があります。

それが扶養。

 

その扶養に入れる人には条件があって

税金がかからないようにするには所得が103万以下

健康保険料がかからないようにするには年収が130万以下

 

と言う条件があります。

(上の所得と年収の違いはまたやります。

 今は103万のみを解説いたします。)

 

その条件の103万の内訳が

基礎控除   38万円

給与所得控除 65万円

と言うわけです。

控除と扶養で2つ出てきてしまいましたが

こういうことになっています。

 

 

給与所得控除には追加がありまして

「特定支出控除」といいます。

特定支出控除は、一部の支出に追加して確定申告で

控除(一定の金額を課税対象から差し引く)できる制度となります。

 

 

対象となる支出

1 通勤費

2 転勤に伴う転居の支出

3 職務に直接必要な研修の支出

4 職務に直接必要な資格を取得するための支出

※弁護士、公認会計士、税理士などの資格取得費も

 

5 単身赴任で、の勤務地又は居所と自宅の間の旅行の支出(帰宅旅費)

6 次の支出(65万円まで)

(1) 書籍、定期刊行物を購入するための費用

(2) 制服、事務服、作業服を購入するための費用

(3) 交際費、接待費その他の費用

 

 

それぞれの支出は給与等の支払者の証明が必要です。

 

特定支出控除の基準額

 

それぞれの収入の給与所得控除額の1/2までOKです。

 

特定支出控除の計算式

 

特定支出額 – 給与所得控除額の1/2=特定支出控除

 

 

となります。

控除なんて知らなくても生きていけますが

知らないと損することもあるし

 

働いてると意外と詳しい人もいるので

やっぱり必要な知識なのではないかと思います。

 もっとわかりやすい言葉はないのでしょうか・・・。