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米澤穂信さんの「氷菓」おもしろい。

米澤穂信さんの「氷菓読んでみました。

 

どーも私はミーハーなのか映画化とか本屋の店頭で見てしまうと

とりあえず手に取ってしまいます。

 

あと、ヒロインの広瀬アリスさんのファンなもので。

 

アニメになっていたのは聞いたことがありますが

ラノベなんでしょうか。

 

一時期から大流行している

覚めててクールな平凡な主人公(男)が

なぜか不思議系美少女に好かれて物語が始まる類型の

謎解きバージョンでした。

 

涼宮ハルヒの憂鬱、謎解き版

と言えば理解が早いかもしれません。

 

省エネ主義の無気力男子高校生の折木ホータロー

好奇心の塊お嬢様の千反田える

古典部という部活で出会って

千反田えるに関係してくる

学園の謎に迫っていくというあらすじです。

 

謎云々もいいですが

キャラクターも立っていて

キャラクター達のやり取りだけでもすらすらと楽しめました。

 

こういう類型の典型として主人公主観の一人独白の文体ですが

心の声と、セリフとでテンポよく、

ホータローの毒が効いてたりして飽きません。

 

また物語の主題には上がってきませんが

青春真っただ中なのに

省エネで灰色の生活を自ら望んで送るホータローが

仲間たちをとおして色を取り戻していく様も描かれていて

主人公たちを好きになれます。

 

 

読み終わったあと、

キャラクター達と友達になれたような

でも、読み終わってしまってさみしい

心に残る読後感です。

 

キモの謎解きの方は

そこまで大掛かりに探らなくてもと思ってしまう所もありますが

学園の謎、と言うだけなら

そこまで好奇心だけで探るかよって白けてしまいそうなのを

 

ヒロインの千反田えるの過去とリンクさせて来る事で

動機がしっかりと伝わってくる話の作りなんかは

上手な作者だなあと感心します。

 

終盤の番狂わせや

最後の総まとめで序盤で出てきたものが全て伏線

見事に回収しきって終わるのにはすがすがしさを感じました。

 

作者の米澤さんが作りこんで描いているのがよくわかります。

創作や、キャラクターへの愛が強い作者なのかもしれません。

 

おもしろかったです。