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綿矢りささんの「勝手にふるえてろ」

綿矢りささんの「勝手にふるえてろ

近々映画化と言う事で読んでみました。

 

正直、私が男性だからなのかもしれませんが

共感するのが難しかったです。

主人公のカヨコさん一人称で物語は進むのですが、

どーにもカヨコさんに好感が持てない。

 

主人公のカヨコさんは普通のOLとして

結婚適齢期を適齢期を迎え

恋愛経験がなくこじらせてしまった女性です。

 

その描写がどうにもかわいく感じられない。

綿矢さん独特の

蹴りたい背中」にもある特徴なのかもしれませんが

ただ周囲と男にひねた視線を向けているように

見えてしまいました。

 

そういうひねた女性のリアリティを書きたかったとすれば

それならあのラストの展開はおかしいので

綿矢さんはほっこりするラブコメを書きたかったはず。

 

ひねていてもかわいい点いじらしい点が

見えれば違うと思うんですが

私には見えなくて、

とげとげしい女だなーって思ってしまいました。

 

裏表紙のあらすじには

サブカル好きなオタク女子の恋みたいな触れこみなのに、

全然オタクじゃないし、、、。

 

 

まあ、

この趣味がカヨコさんと言う存在を言い表す特徴である

オタク表現として

絶滅危惧種wikipediaで調べるのが好きというのが

後々出てくるのですが、

喪女表現はこれだけ。

アニメも漫画も小説すら好きな描写がない。

 

私の感覚から行くと

オタクだったら部屋の中は絶滅動物の資料で山積み

仕事も博物館職員

アンモナイトのはく製を手に入れるために大枚を躊躇なく支払う

そのくらいのキャラ設定があってもよかったのではないかと。

ラノベになってしまいますが(笑)

 

カヨコさんテクノ音楽が好きだからと

デートでリクエストしてクラブに行くんですが、

 

オタクはクラブなんか行かねえっっっ!!!!!

 

行ってもキョドって逃げ帰るのがオチ。

そういう展開でもない。

 

それで恋愛ができない、

恋がしたいと言うならかわいいし共感できると思うんですよ。

電車男だって逃げ恥だって、そうだと思います。

 

純文学というなら

太宰だって芥川だって萌え女子を書いていて

文体の固さがあっても私は登場する女性に私はときめきました。

 

なんか「桐島、部活辞めるってよ」の映画を見て

大感動して原作読んだらリアリティのなさにがっくりきた

あの感じを思い出しました。

 

ちょい辛口でございました。